便座を下げない男性必見。便座を下げないことで起こる悲劇

私の友人にTくんという方がいます。

そうです。あのモテる男です。

そのTくんを家に招き入れると、ほぼ確実に使ったトイレの便座を下げません。

そんな便座を下げないTくんのせいで生んだ悲劇の話をさせて下さい。

そして、便座はちゃんと下げましょう。

【2017.5.4:初投稿】
【2020.12.11:タイトル修正、本文加筆修正、リンク追加】
【2022.12.31:本文加筆修正、リンク追加】

事の起こりは寒い冬でした

Tくんは私の友人で同級生です。

よく我が家に来ては夜遅くまで、将棋を指したり(お互い将棋が好きなんですね)、これからの日本の行く末、地域活性化、恋愛論・・・

などなど、それはそれは議論を白熱させました。

その日も、夜にTくんが我が家まで来てくれて、将棋を指しました。

で、決まって熱い議論になります。その日は「恋愛について」でしたでしょうか、どうやったら「女性にモテる」ようになるのか、それはもう白熱した舌戦になります。

議論は宇宙の彼方まで決着はつかず、夜も更けてきましたので、そろそろお開きになりました。

帰る間際、「ちょっとトイレ貸して~」とTくん。

それを私は快く了承します。

Tくんがトイレから戻ってくると「そろそろ・・・」と身支度をして帰りました。

私はその後姿を玄関先から見送り、「寒い寒い」と言いながら、部屋に戻り、すぐにベッドに潜り込んで眠りにつきました。

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冬の朝の自室は息が白くなるほど

翌日、冷たくなった部屋で目覚まし時計の音で私は起床します。

よくわかりませんが、私の部屋は息が白くなるほど冷え込みます。

ベッド脇の石油ファンヒーターがありまして、一瞬だけ布団から出てスイッチを押し、布団に再び入ります。

点火したファンヒーターは部屋を暖め始めます。

段々と部屋が暖まっていくのを布団から出ている顔の肌で感じながら、心の準備を整えます。

そうです。

段々と便意が迫ってきていることを感じました。

部屋は暖まりました。そろそろ便意も限界です。

しかしトイレに行くには極寒の廊下をゆかねばなりません。

部屋からトイレまでの廊下は歩いて数歩でしたが、その時は永遠のようです。

我慢していた便意も限界に達し、意を決して布団から這い出てトイレまで歩きました。

廊下の床はとても冷たく、裸足でトイレまでの旅路は辛いものがありました。

なんとか極寒の難所を越え、トイレに飛び込みます。

すかさずズボンをおろし、便座に腰をおろしました。

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あるはず便座がない、落下感

本来ならば、膝が90度近くまで曲がった時に暖かくなった便座に座れるはずが、便座があるはずの部分を通り越しさらに膝が曲がったのです。

この突然の驚きはなんと言えば良いでしょうか。

初めて遊園地のフリーフォールのような。床が突然抜けるような。

そんな感覚がありました。

例えるなら、階段を降りるときに最後の一段があると思っていたのになかった、ガクッとするアレです。

そしてあるはずの便座を越して行く先は、

あの真冬の夜を越え、極限までキンキンに冷えた陶器製の便器でした。

ただでさえ、あると思っていた便座がなく、驚いている僕に追い打ちを掛けるように、キンキンに冷えた便器がお尻を否応なく襲いかかります。

声にならない声をあげ、反射的に立ち上がり、便意は消え去り、混乱した頭で必死に原因を追求します。

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なぜ冷たい便器に腰を降ろさねばならなかったのか

昨晩、私が最後のトイレで便座を下げ忘れたのでしょうか。

いや私は便座を下げる習慣が身についています。

それに昨晩はTくんが最後に入った後、私は入っていないのです。

つまり、犯人は帰宅する前に用を足した、Tくんだったのです。

Tくんには便座を下げる習慣がなかった

“使い終わったら便座を下げる”という習慣がなかったのです。

Tくんに便座を下げない行為について問いただすと、「あーごめんごめん」と悪びれることなく答えました。

私はあの一件があって以来、トイレで用をたすときには、座る瞬間に身体がビクッとします。

今でこそ、大丈夫になりましたが、当時は恐怖で座れませんでした。

便座は降りてるかな?大丈夫かな?と便座を確認する日々。

Tくんのそんな心無い行為で僕にトラウマができてしまったのです・・・

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便座は絶対に下げましょう

ひとり暮らしならともかく、家族や恋人、他者と暮らしているならなおさらです。

あなたの常識は、誰かの非常識です。

もう便座の上げ下げで誰かが不幸になるのは嫌なんです。

ほんの少しの心遣いで誰かがきっと救われます。

「思いやりの輪」を広めていきましょう。

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おわりに:あのビクッとすることについて

私はその便座の件でトラウマを植え付けられましたが、冷たい陶器製の便器に座る瞬間、階段を踏み外したような、ビクッとする感覚はなんなのでしょうか。

とりあえずGoogleで調べてみましたが、僕が調べる限りでは、よくわかりません。

詳しい人は是非メッセージを下さい。

ではまた次回!

ありがとうございました!

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