【書評】がんばらない仕事術は「他人を巻き込んで楽にすること」

今回は、平野敦士カールさんの『がんばらないで成果を出す37の法則』という本を紹介します。

この本は、他の人と協力して、無理して頑張らずに成果を出す方法が紹介されています。

忙しい毎日を効率よく過ごしたい人や、友達との関係をもっと良くしたいと思っている人にピッタリの本です。

平野さんは、たくさんのビジネス経験を持っているコンサルタントで、この本にはその経験から学んだ実践的なアドバイスがいっぱい詰まっています。

この本を読めば、どうやって他の人を巻き込んで新しい価値を生み出すか・・・

では、参りましょう!

人を巻き込む人になる

大きな仕事、プロジェクトを進める際には、多くの人が必要になります。

とはいえ、日常のちょっとした仕事でも人を巻き込む(他力の力を借りる)とひとりの力では、不可能なことが可能になります。

人を巻き込んでプロジェクトを実現できる人材が必要とされています。

「人を巻き込む」ことなんてまだできない人は

人を巻き込むためには、まずあなたが何をしたいのかを明確に持ち、あなた自身が魅力を持つことが必要です。

もっともあなたがまだ経験が乏しいのであれば、いきなり人を巻き込んでプロジェクトを完成させていくということは、難しいことかもしれません。

そうであれば私がお勧めするのは、「人を巻き込むような人になるには、まず巻き込まれる人になればいい」ということです。(P.27)

積極的に巻き込まれていくことで、経験を増やし「人を巻き込んでいく」感覚を養っていきます。

巻き込まれる人になるには、「認知」してもらうことが重要で、様々な人と付き合うこと大切です。

「私はこういうことができます」

「好きなことはこれです」

「こんな役にたつことができます」

ということがわかることが必要です。

つまり、自分からSNSやブログ、youtubeなどで自分から発信していくと、あなたに関心を持ってくれる人がでてきます。

一緒に仕事をしたくない人の特徴

人を巻き込むことで、一人ではできないような大きな仕事ができるようになります。

しかし、やはり人間ですから、合う合わないがあるのは当然です。

次のような特徴を持つ人たちは、できれば一緒に仕事をしたくないものです。

  1. レスポンスが遅い人
  2. 秘密主義の人
  3. 理想論ばかりで実行力がない人

これらの特徴を持つ人からの誘いには、勇気を出して断ることが、良い人脈を構築するためには重要です。

巻き込む力をつけるためには、まずは相手が自分に求めていることと、自分が与えられるものが一致している人と巡り合うこと、すなわち「巻き込まれる力」が大切です。(P.29)

このように、仕事を進める上で適切なパートナーを選ぶことが、成功への第一歩となります。

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人に騙されなくなる方法

コミュニケーションの目指すところは「人から信頼されること」です。

人から信頼されるには、まず「自分が相手を信じること」が重要だと言われています。

実は、私も過去に人に騙されたり、裏切られたりした経験があります。

そのため、「人間の本性は悪だから、人を信じるのはやめよう。なるべく疑ってかかろう」と思った時期もありました。一度そう思ってしまうと、常に人を疑いの目で見てしまうようになりました。しかし、今は違います。

だまされたり、裏切られたりするのは、自分が持っている「期待」と現実が違っていたということだと気がついたのです。(P.32)

「裏切られた」「騙された」と感じるときは、他人に過度に期待してしまっていることが多いのです。

例えば、夫婦関係でケンカになるのは、期待が裏切られたときです。

  • 掃除してくれると思っていた。
  • 子どもをお風呂に入れてくれると思っていた。

など、期待し、それが裏切られたときに「騙された」と感じてしまいます。

もちろん、ただ期待せずに信じるだけではなく、自分がやるべきことをしっかりと行った上で相手を信じることが大切です。

苦手な人と一緒に仕事をする

社会の中で働いていると、尊敬できる人や気が合う人もいますが、意見が合わず、会うたびにイライラしたりネガティブな感情が沸き起こる人もいます。

そんなときに大事なのは、次のような行動です。

  • 苦手な人のいいところを探す
  • 苦手な人に飛び込んでいく
  • 苦手な人には、こちらから挨拶をする
  • かわいそうな不幸な人だと思う

私個人としては、苦手な人に対して「かわいそうな不幸な人だ」と思うこともありますが、さらに「この人は人生1回目なんだな」「前世でよっぽど業を背負ってきたんだな」と考えるようにしています。

業というのは、悪行のことです。

こう思うと不思議と落ち着きます。

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おわりに

いかがでしたか。

今回紹介した『がんばらないで成果を出す37の法則』は、一人で無理して頑張らずにに、他者を巻き込みながら成果を上げるための方法について紹介しています。

人を巻き込む力や信頼関係の築き方、苦手な人との付き合い方など、実際に使えるアドバイスがたくさん学べます。

特に大事なのは、他の人を積極的に巻き込んで、新しい価値を生み出すこと。

現代の仕事では、一人で頑張るだけではなく、他の人と協力することが非常に重要です。

相手を信じて、自分がやるべきことをしっかり行うことで、大きなプロジェクトを成功させることができます。

皆さんも、この本を読んで、自分の仕事や人間関係に役立ててみてください。

新しい視点や方法を見つけて、他の人と一緒に新しい価値を作り出せるはずです。

ではまた次回。

ありがとうございました。

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