残業するって偉いの?定時で帰るのに罪悪感を覚えなくていい理由

残業ってホントにやらなければいけない仕事の時以外、やっちゃダメだと思うんですよ。

いやいや、嘘をつきました。

私は残業をすること自体がだと思ってます。

残業大嫌いです。

今回はその残業をして無理をしてしまう、とても真面目なあなたに送りたい。

残業は悪であることと、考え方次第で気持ちが少しでも楽になるように祈りを込めて捧げたいと思います。

【2017.4.7:初投稿】
【2020.6.6:タイトル修正、本文加筆修正、リンク追加】
【2022.1.11:本文加筆修正、リンク追加】

残業にも種類がある、色んな残業を紹介

一口に残業と言っても、色々あるんですよね。

ざっと挙げてみました。

『通常残業』

どんなに「ホワイト企業」と呼ばれる優良企業でも残業ゼロということは現実的にないわけで、仕事によっては、それぞれの都合、想定外の事態などで”やむを負えない残業”というものが存在します。

”やむを負えない残業”ですからね、社員も納得をして業務に向かっている人が多いと思います。

故意の残業『空気よめ残業』

正直な所、残業を勝手にやるのはいいんです。

その残業に対して「無駄に残業代払ってるぞ?」と考え、対処するのは管理職だったり、経営者なわけですから。

ですが「空気読め残業」はたちが悪い。

残業をするに飽き足らず、他の人が先に帰ろうものなら、「え?なに?もう帰っちゃうの?」みたいな空気感を出すやつ。

本当にやめてほしいと思います。

『サービス残業』

サービス残業が当たり前になって、先程挙げた”やむを負えない残業”である「通常残業」ですら、残業代が出ないケース「サービス残業」というものがあります。

そんな残業代すら出さない会社どうのこうの言わず、即ブラック企業認定です。

本気でやめてほしいと思います。

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『残業が偉い』という空気について

人はその場の空気感、雰囲気に影響され、流されやすい傾向があります。

例えば、上司が周りの人が、遅くまで仕事をしていると帰りにくくありませんか?

「帰りにくい雰囲気だからー」

「上司より早く帰るなんてありえない」

「休日出勤するのって偉いよね」

という空気感が私の実体験では、21世紀になった今でも蔓延しているようです。

何が偉いんでしょうか?

残業の量=「会社への貢献度」

ですか?

いやいやいや。

そんなに会社に貢献したとしても会社はあなたを守ってくれませんよ?

体壊したらそれこそ元も子もないじゃないですか。

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残業で体を壊してしまった母の話

私の母の話をします。

私が物心付く前に両親が離婚し、母子家庭で育ちました。

大学に進学にする際には、母が出資してくれました。

女一人で大学まで出資してくれることは、ホントに大変だったと思います。

当時、母の働いていた会社は移転に伴いその引き継ぎ作業で、 月100時間の超過労働が当たり前でした。

母は夜遅くに疲れた顔で家に帰ってきたことを覚えています。

私はその残業代で大学に行かせてもらったんですね

そう思うと、感謝しかありません。

そんな私の母ですが、大学四年生の時、倒れました。

長時間労働、ストレスによる食事バランスの乱れ・・・

多分、日頃の疲れやストレスが一気に吹き出したのだと思います。

その後、退院し、なんとか仕事に復帰しましたが、

復帰して間もなく、体力の限界を感じ、早期退職をしました。

今では、隠居して実家で愛犬と庭いじりをして楽しんでいるようで良かったのですが。

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残業は自分をすり減らしながら働くということ

人にはそれぞれ、体力貯金だったっり、メンタル貯金というものがあります。

それを人は働くことで少しづつすり減らしながら働いています。

若いうちは回復力が早いから、どんなに長く働いても、大丈夫かのように感じます。

実際は若くて体力が回復しても、ちょっとずつちょっとずつ貯金をすり減らしていきます。

ボクシングで言う所のボディーブローでしょうか。

知らないうちにダメージが蓄積されていく感じです。

例えば、 定時で終わって、プライベートもゆったりすごして、休日も好きなようにすごしていって、 「ホワイト企業」と呼ばれる企業で定年60歳まで働けるとします。

そうすると、退職後も余力があり、趣味等に活動的になる。

しかし、上記の母の件ように、 会社移転に伴う引き継ぎなどの外部要因が重なり、長時間、残業せざる負えない状況ですと、 身体を壊して、57歳で早期退職してしまいました。

長時間、残業をすると、 短期的には、収入が一気に上がります。

ですが、長期的に見ると、定年までの3年間分も収入が減って、退職金も減るんです。

身体も壊すんです。

今後、楽しく過ごせる時間を消費するんです。

「体力気力の前借り」

といったらわかりやすいでしょうか。

もともと決まっている、貯金を無理をして「前借り」をして消費する。

たしかに今回、母の早期退職は度重なる残業が直接的な原因ではないかもしれませが、一因ではあると思います。

無理をして残業をするということは、 その瞬間は良いかもしれませんが、かなり短期的思考ということになります。

残業をすることで得られるものはなんですか?

短期的に増える収入でしょうか?

会社の上司、周りの職員から「あいつ夜遅くまで働いててすげーなー」と言ってもらえることで、承認欲求が満たされますか?

「そうじゃなくて、この仕事は俺にしかできない仕事だから・・・」

いやいや、そんな自分しかできない仕事なんて、よっぽどの人じゃない限り、ありませんよ。

といいますか、その誰もマネできないような「よっぽどの仕事」が思いつかないので、自分にしかできない仕事なんてやっぱりないですよ。

あなたの代わりはいくらでもいます。

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「あなたの代わり」なんていくらでもいます

あなたの代わりなんていくらでもいますよ。

あなたも。

私にも。

だって、めちゃめちゃTVに出ずっぱりだった芸能人ですが、不祥事起こして干された人の顔を覚えていますか?

私もこの記事を書いていて、何名かやっと思い出したくらいです。

別に無理して残業しているあなたがいなくても会社は全然回るんです。

「仕事を今すぐ辞めちゃって、好きなことをやっちゃえばいいじゃん!

とは言いません。

ただ、

「あなたがやらなくても、代わりはいくらでもいる」

ということを知っておいてほしい。

それを認識しているだけで、ぐっと心が軽くなります。

残業をすると、どんどん自分の人生の貯金、 切り崩します?

ではまた次回!

ありがとうございました!!

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