今日こそは書こうと思っていた。
寝る前の10分でもいいから、何か書こうと思っていた。
でも気づけば、もうこんな時間。
スマホを置いて、ため息をついて、
「また今日も書けなかったな」と自分を責めてしまう。
仕事と家事、育児で一日が終わる。
やることは山ほどあるのに、
“自分のために書く時間”だけが、いつも後回しになる。
本当は、書くことが嫌いなわけじゃない。
書こうとすると、なぜか手が止まる。
- どうせ書くなら、ちゃんとした文章にしたい
- 中途半端なものは出したくない
- 他の人の発信と比べて、恥ずかしくなる
そんなことを考えているうちに、
結局、何も書けないまま一日が終わる。
もしあなたが、
「続けられない自分は、才能がないのかもしれない」
そう思い始めているとしたら。
まず、これだけは知っておいてほしいです。
書けないのは、あなたの意志が弱いからでも、才能がないからでもありません。
もくじ
なぜ、真面目な人ほど続けられなくなるのか
発信を続けられない人には、ある共通点があります。
それは、最初から全部を自分でやろうとしていることです。
- ネタを考える
- 構成を練る
- うまい文章を書く
- 読まれることを意識する
- 役に立つ内容にしようとする
これを、毎日やろうとする。
正直に言って、かなり重たい。
忙しい日常の中で、これを続けられないのは自然なことです。
それでも私たちは、
「続けられる人は、これを当たり前にやっている」
と思い込んでしまう。
だから、できない自分を責める。
「自分は向いていないのかもしれない」と考え始める。
でも、それは違いました。
この本を読んで、書けなかった理由がはっきりした
私がこの考え方に出会ったのが、
という本です。
この本は、個人が自分を「プラットフォーム化」する、という少し変わったテーマを扱っています。
中でも、強烈に印象に残ったのが、こんな例え話でした。
「プラットフォームとは、合コンの“幹事”のようなもの」
幹事は、場を用意する人です。
一人ひとりを楽しませる必要はない。
全員を盛り上げる文章力も、トーク力もいらない。
でも、幹事のもとには自然と情報が集まります。
- 誰が来るのか
- どんな人がいるのか
- 連絡先はどうするのか
幹事は「全部を自分でやらない」のに、
結果的に、いちばん多くの情報を持つ立場になる。
「全部自分で100点」を目指していた
この話を読んだとき、
「あ、これだ」と思いました。
書けなかった理由は、
能力でも時間でもなく、
最初から“幹事じゃない立場”で頑張ろうとしていたことだった。
毎回、
- 面白いことを書こう
- 役に立つことを書こう
- ちゃんとまとめよう
そうやって、
参加者であり、盛り上げ役であり、評価される側
その全部を一人で引き受けようとしていた。
それは、続かなくて当たり前です。
この本は、そこで問いを投げてきます。
個人が強くなるために必要なのは、
スキルを増やすことではなく、
立ち位置を変えることではないか?
この一文で、
「書けない自分」を責める視点が、すっと外れました。
完璧な文章より、積み上がっていくもの

この本でもう一つ、強く心に残ったのが、
「お金」ではなく**「信頼」**を基軸に考える、という視点でした。
これまで私は、どこかで思っていました。
- いい文章を書かないと意味がない
- 役に立たない発信は価値がない
- 毎回、何かを“与えなければいけない”
だから、書く前から疲れてしまう。
書き始める前に、ハードルが上がりすぎてしまう。
でもこの本では、
価値の起点がまったく違います。
大事なのは、うまく書けたかどうかではない。
積み上がっているかどうか、だ。
「信頼」は、静かに貯まっていく
信頼という言葉は、少し抽象的かもしれません。
でも、ここで言う信頼は、とても日常的なものです。
- 毎日じゃなくても、また戻ってくる
- うまくいかない日も、正直に書く
- すごいことは言わないけど、嘘はつかない
こういう積み重ねが、
あとからじわじわ効いてくる。
逆に言えば、
毎回100点の文章を書く必要は、どこにもない。
続けられる人というのは、
最初から上手い人ではありません。
「今日はこれでいいか」と言える人です。
書けない日のほうが、実は信頼になる
ここで、少し不思議な話をします。
発信を続けていると、
調子がいい日よりも、
うまくいかなかった日の言葉のほうが、
誰かに届くことがあります。
- 書けなかった理由
- 迷っている気持ち
- 比べて落ち込んだ話
そういうものに、
同じように悩んでいる人が反応する。
完璧なノウハウより、
途中の記録のほうが信頼になることも多い。
この視点を知ってから、
「今日は書けなかったな」という日は、
少し意味のある日に変わりました。
「何を書こう」で止まる人へ
もう一つ、この本からもらったヒントがあります。
それは、
「これを書きたい」よりも、「なぜ、これがないんだろう?」
という問いです。
書こうとすると、
「何を書けばいいかわからない」
という壁に、必ずぶつかります。
でも、そのときに必要なのは、
立派なテーマではありません。
- なぜ、続けられない人の話は少ないんだろう
- なぜ、完璧じゃない記録は評価されないんだろう
- なぜ、毎日書けないとダメだと思ってしまうんだろう
こうした素朴な違和感こそが、
書き続けるための“種”になります。
アイディアは、完成させなくていい
大事なのは、
その違和感を、
一人で完成させようとしないことです。
- 「こんなのどう思う?」
- 「自分はこう感じたんだけど」
そうやって、外に出す。
書くことは、
最初から完成品を出す作業ではありません。
途中経過を共有する行為です。
この感覚に切り替わったとき、
「書く」という行為が、
少しだけ軽くなりました。
今日からできる、いちばん軽い一歩

もし、ここまで読んで
「それでも、やっぱり書くのは怖い」
と感じているなら。
今日は、これだけで十分です。
- 3行だけ書く
- うまくまとめない
- 読まれなくても気にしない
内容は、
「今日は書けなかった理由」でもいいし、
「なぜ、こんなことで悩んでいるんだろう」でもいい。
それでも、
ちゃんと前に進んでいます。
続けられる人になる、ということ
続けられる人というのは、
止まらない人ではありません。
止まっても、戻ってこられる人です。
完璧じゃなくていい。
毎日じゃなくていい。
今日、3行だけ。
それで十分です。
この本は、
そんなふうに、
肩の力を抜いて前に進むための視点をくれました。
この本は「書ける人」になる本じゃない
『パーソナルプラットホーム戦略』は、
文章がうまくなる方法を教える本ではありません。
発信のコツや、
バズるためのテクニックが書いてあるわけでもない。
それでも、
「書けなくて止まっている人」にとって、
これほど救いになる本は少ないと感じました。
なぜならこの本は、
- どう書くか
- 何を書くか
よりも先に、
「どんな姿勢で続けるか」
を整えてくれるからです。
続かない原因を「自分の中」に置かなくていい
多くの人は、
書けなくなると、こう考えます。
- 自分は意志が弱い
- 向いていない
- 才能がない
でも、この本を読んで思いました。
続かなかったのは、
自分を責める前提で始めてしまっていたからだったのだと。
- 毎回100点を出そうとする
- 一人で全部背負おうとする
- 完成した形で出そうとする
それでは、
どんなに好きなことでも、苦しくなります。
「立ち位置」が変わると、続け方が変わる
この本が教えてくれたのは、
努力の量を増やす方法ではありません。
努力の向け先を変える方法でした。
- 参加者になるのをやめる
- 評価される側だけに立たない
- 場を用意する側に回る
そう考えるだけで、
書くことの重さが変わります。
「いい文章を書かなきゃ」ではなく、
「今日は場に戻ってきただけでいい」。
この感覚を持てるようになると、
自然と、また書ける日が増えていきます。
完璧じゃなくても、信頼は積み上がる
毎日すごいことを書く必要はありません。
- 迷っていること
- うまくいかなかったこと
- 書けなかった日の理由
そうした言葉のほうが、
誰かにとっては、
「待っていた言葉」になることがあります。
信頼は、派手に増えません。
でも、静かに減ることもない。
続けている限り、
ちゃんとそこに残っていきます。
今日、3行だけ書いてみてください
もし、この記事を読み終えたあと、
少しでも気持ちが軽くなったなら。
今日は、3行だけ書いてみてください。
- うまくまとめなくていい
- 誰かの役に立たなくていい
- 自分のための言葉でいい
それは「練習」でも「準備」でもありません。
もう立派な発信です。
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おわりに
書き続けられる人は、
特別な人ではありません。
止まっても、
「また戻ってこられる場所」を
自分の中に持っている人です。
この本は、
その場所の作り方を、
静かに教えてくれました。
完璧じゃなくていい。
今日、少し前に進めばいい。
続けられないと悩んでいる人ほど、
一度、手に取ってみてほしい一冊です。
このブログについて
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
このブログでは、
「読む・書く・整える」をテーマに、
気づきを言葉にしながら、少しずつ前に進む過程を記録しています。
考えていることや、これまで書いてきたものは、
noteの固定記事にまとめています。
▶︎ note固定記事
また、物語を通して考え方や行動を整理した文章として、
有料noteも一つ公開しています。
▶︎ 有料note
完璧な答えを書くつもりはありませんが、
迷ったことや立ち止まった時間も含めて、
できるだけ正直に残していけたらと思っています。
