職場でノック2回を指摘された話。
ある日、仕事中にお客さんを会議室に案内し、お茶を出すためにドアをノックしました。
“コンコン”(ノック2回)。
すると、上司からまさかの指摘。
「ノック2回はマナー違反。常識だよ」
その場では「勉強になります」と返しましたが、内心では 「そんな細かいルールまで意識しなければならないのか?」という疑問が湧きました。
これまで社会人として働いてきた中で、ノックの回数について特に意識したことはありませんでした。
それでも、仕事上で問題が生じたことはなかったため、今回の指摘に対して少し戸惑いを感じました。
そこで、改めて「ノックの回数のマナー」について調べてみることにしました。
【2017.11.20:記事初投稿】
【2022.8.7:本文加筆修正、リンク追加】
【2025.3.14:タイトル修正、本文加筆修正、リンク追加】
もくじ
ノックの回数に決まりはあるのか?

調べてみると、「ノックの回数」には一定のルールがある とされています。
- ノック2回 → トイレで使用するのが一般的
- ノック3回 → ビジネスマナーとして略式OK
- ノック4回 → 正式なマナー(2回ノック+間を空けて2回)
このルールは主に欧米のプロトコールマナー(国際儀礼)に基づくものと言われており、特に格式のある場面では4回が正式とされています。
しかし、日本国内の一般的なビジネスシーンにおいては、3回ノックでも問題ないとされるケースが多いようです。
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実際に職場でノックの回数を気にする人はどれくらいいるのか?
気になったので、同僚や知人に聞いてみました。
「ノックの回数を意識しているか?」という問いに対して、意見はさまざまでした。
- 「気にしたことがない。普段は3回くらいで済ませている」(30代 男性 会社員)
- 「形式的なマナーは大事だけど、実際に使い分けることは少ない」(40代 女性 人事担当)
- 「お客さんの前では意識するが、社内では特に気にしない」**(50代 男性 管理職)
- 「マナーの一つとして覚えておくべきだが、状況に応じて柔軟に対応するのが大切」(60代 男性 役員)
このように、「厳密に守る必要はないが、知識としては持っておくべき」という意見が多かったです。
また、「そもそもノックの回数よりも、入室時の態度や言葉遣いの方が重要では?」という声もありました。
確かに、相手に対する敬意を示すことが目的であれば、形式的なノックの回数よりも、挨拶や態度がより大切なのかもしれません。
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ノックの回数より大切なこと

「ノック2回はトイレ用」というルールは、元々はヨーロッパのマナーから来たものですが、日本のビジネスシーンでは厳密に適用されることは少ないようです。
一方で、マナーとは「相手を不快にさせないためのルール」でもあります。
重要なのは、場面や相手に応じた適切な対応をすること。
例えば、格式の高い場面では、相手が重視しているマナーを意識することが求められるでしょう。
逆に、カジュアルな職場環境では、過度に形式にこだわるよりも、スムーズなコミュニケーションを重視する方が効果的かもしれません。
マナーは単なる「決まり」ではなく、「相手に対する配慮」でもあるという視点を持つことが大切です。
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おわりに|ノックの回数にこだわる必要はあるのか?
今回、ノックの回数に関するマナーについて考えてみましたが、結論としては、
- 厳密なルールがあるとはいえ、日本のビジネスシーンではそこまで重視されていないことが多い。
- ただし、マナーを気にする人がいる場面では、それに合わせるのが円滑なコミュニケーションにつながる。
- 最も大切なのは、ノックの回数よりも「相手を不快にさせない気配り」。
ノックの回数が2回でも3回でも、大きな問題になることは少ないかもしれません。
それよりも、「失礼します」という一言や、丁寧な対応の方が、相手に好印象を与えることにつながるのではないでしょうか。
マナーは「守ること」自体が目的ではなく、「円滑な人間関係を築くための手段」だと考えると、より実践的なものとして理解しやすくなるのかもしれません。
ありがとうございました。
また次回!
ノックは2回で十分。
ノックの回数を3回、4回とそれらしい理由を付けて「マナー」に仕立てているのは近年テレビでも見かけるようになったマナー講師とかの仕業。
CAを退職した人がCA時代に受けた内容を元に厳しいビジネスマナー講師でテレビに出始めてから色々なマナー講師が独自の基準をさも社会常識かの様に取り上げている風潮があり、ノックの回数もその一部。
女性がお辞儀する時に肘をまげてへそのあたりで手を組むというのも日本の本来のお辞儀の形でなく朝鮮半島の形式で、マナー講師が勝手に「マナー」に仕立てて指導している。今いるマナー講師のほとんどは本当のマナーを知っている分けでなくマナーっぽい内容をそれらしく理由を付けて「マナー」に仕立てテレビなどでマナー講師として出演してマナー教室で稼ごうという詐欺的な人が多い。。
真那さん
コメントありがとうございます。
確かに周りを見渡してみると、詐欺まがいのマナーが横行しているイメージがあります。
マナーまがいなものに盲信するのではなく、
「相手の嫌がることはしない」
という思いやりがマナーになっていけばいいですよね。
もともと、日本人はノック回数が2回、欧米人はノック回数が3回だったはず
「マナー」「マナー」と言われる前の話ですが
農耕民族は一・二で鍬を使うから2ビートで
狩猟民族は一・二・三で武器を使う為3ビートが体に染みついていて
ノックもこの回数になると言われていましたよ
障子の日本では、ノックの習慣が無い為、
外国では3回が普通、その為3回が正式の話になったのだと思います
昔、ライスを食べるときにフォークの背に乗せるのがマナーと
ライスを食べない欧米人の豆を食べるマナーを持ってきて
正式な食べ方は之っとマナー講師が指導していたように
日本独自でマナー講師が考えたマナーだと感じます
面接に臨む学生等が、講師に「ノック回数は何回が適当ですか?」と
質問した事がきっかけなのだと思います
氷河期世代以前に、今言われる様なマナーは有りませんでしたから
sinさん
コメントありがとうございます。
マナーにはそんな歴史が存在していたのですね。
ますますマナーというものがわからなくなってきました。
よくわからないマナーだけで人を判断し、その人の人柄を見れなくなることだけは避けていきたいですね。
「マナー講師」とかいう「失礼クリエイター」の戯言なんて無視で良いと思いますよ
マナーで一番大事なのは
・相手に不快な思いをさせないこと
・相手にキチンとこちらの意図が伝わる事(今回の場合は「今から入室しますよという合図」)
この2つですし
まめさん
ほんとその2点ですよね!
違う。
マナーは相手がどう思うかが重要。
だからノックは4回。
2、3回は駄目だと思う人が多いが4回で不快に思う人は少ない。
なお私は年収4桁の人達の面接官を
やっていますがノック4回で無い人は稀です。
年収4桁とか言ってる時点でお察しですな。
持論を正論の如く 唱えている方がいらっしゃいますが、ノックの回数は 世界標準の公式マナー「プロトコール・マナー」によって決まっています。
年収等は、一切関係ありません。
・2回ノック:空室確認(おもにトイレの入室確認に使用)
・3回ノック:入室確認(親しい人や身近な人に対して使用)
・4回ノック:入室確認(目上の人やビジネスシーン、礼儀が必要な場面、初めて訪問した場所で使用)
ただ、日本の場合は3回がビジネスマナーとして浸透しています。
ちなみに ナイフとフォークを使った食べ方も、然りです。
年収4桁…
年収1万円にも満たない人達って…😅
どんな極貧国の面接官なんだろう?