私達は毎日、いろいろな選択をしています。
何をするか、どんなことに時間を使うか。
自分で決めることができます。
今回は、Apple、Google、Facebook、Twitterのアドバイザーを務める著者によるビジネスベストセラー『エッセンシャル思考』という本を読んだので、学んだことを共有していきます。
自分にとって大切なこと、そうではないことを見分けて、本当に重要なことにだけに集中する方法を解説していきます。
もくじ
「エッセンシャル思考」とは
「エッセンシャル思考」とは、自分にとって本当に大事なことだけに目を向け、それ以外の小さなことや気になることはあえて気にしないという考え方です。
多くの人は、日々の忙しさに追われ、本当にやりたいことや夢中になれることを後回しにしてしまいがちです。
仕事、学校、家庭など、様々な責任や義務に追われる中で、自分の本当にしたいことや情熱を見失ってしまいます。
しかし、「エッセンシャル思考」の考え方を取り入れることで、本当に自分にとって大切なモノは何かが明確になることで、よりより充実した生活が送れるようになります。
この「エッセンシャル思考」という本では、忙しさに埋もれてしまう日常から抜け出し、自分にとって本当に大切なことに時間とエネルギーを注ぐための方法が解説されています。
今回の記事では、私が「エッセンシャル思考」を読んで学んだことを共有していきます。
この本から得た学びや気づきが、皆さんの日々の生活や将来の選択に役立ちますように。
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『エッセンシャル思考』の学び
「絶対にイエスだと言い切れないなら、それはすなわちノーである」
日々の選択の中で、「うーん・・・、イ・・エス?」みたいなことってよくあるじゃないですか。
そんなとき、エッセンシャル思考的には、全て「ノー」として処理をするんです。
このときのコツとして、本の中では、「90点ルールを取り入れる」としています。
この「90点ルール」というのは、最重要基準をひとつ用意し、その基準に従って選択肢を100点満点で評価するんです。
ですが、90点未満の点数は、全て0点と同じなんです。
このような基準で物事を判断すると、60〜70点くらいの中途半端なモノは選択肢にものならずに切り捨てることができます。
非常に合理的ですし、理想的な選択方法ですよね。
とはいえ、日本社会で生きていると、そんな軽々「やりません」「いりません」とは行かないわけです。
日々の仕事なんか90点以上の仕事は稀で、ほぼ30点、40点です(個人的見解)。
あくまでこの「90点ルール」を採用するならば、他人に迷惑がかからないような、選択肢のときに使っていくことが、いいのかなと感じます。
面倒くさい人たちと一線を画す方法
「嫌われる勇気」という本でも、言っていたことですが、人の悩みの9割は人間関係。
私自身も思い当たるフシが多く、大体の悩みは人間関係に繋がります。
仕事自体は大変でも慣れてくるけども、人間関係はそうもいきません。
先輩や後輩、同期の仲間。
または取引先、お客様などあらゆる方面で必ず人間関係がつきまといます。
人間関係の問題は、仕事だけではなく、友人や近所の人も時間をどんどん奪うこともあります。
そんな”面倒くさい人たち”と一線を画す方法が「エッセンシャル思考」には紹介されていました。
・他人の問題を横取りしない
誰かが悩んでいたり困っていたら、手を差し伸べ手助けをしたくなりますが、悩んでいる本人が解決すべき問題を肩代わりすることは、手助けではありません。
親切とお節介の境目はどこ?的な話になるかもしれませんが、相手のことを考えて、あれこれやってあげるのではなく、時には心を鬼にして突き放すことが相手の成長につながることもあると思います。
エッセンシャル思考的『仕事をする』上で大切なこと
1.目指すことを明確にする
エッセンシャル思考では、まず目指す成果を明確にすることが大切と言っています。
最終的にどのような状態になりたいかを明確にしないと、そこまでの道筋も見えてきません。
まずはじめに、「最終的にどこへたどり着きたいのか?」が重要とされています。
個人的には、「最終的にどこにたどり着きたいのか?」より、「なぜそれをやっているのか?」が重要だと思っています。
ビジネスにしてもどんなことに対しても、はじめにそれをやろうとした動機があるはずで、例えば「誰かのため」にビジネスを始めても、段々と利益主義になってしまうことがあります。
そんなときに、「なぜこのビジネスをはじめたのか?」を今一度自問することで、初心を思い出し、「誰かのため」のビジネスに戻ることができます。
2.ボトルネック(足かせとなっているモノ)を特定する
目指すべきことがわかったら、仕事に取り掛かる前に「邪魔になるもの」をリストアップします。
このリストの項目はどんなことでも良く、「情報が足りない」「疲れている」など様々です。
まずボトルネックとなる問題を先に可視化することで、対処方法も考えることができます。
3.邪魔なものを取り除く
ボトルネックの可視化ができたら、どのようにしてそのボトルネックを取り除くかを考えます。
この時には、新しい方法やシステムを取り入れるのではなく、まずは問題点の改善や問題を取り除くことを優先することが重要です。
できるかどうかは別にしてやってみたい「エッセンシャル思考子育て法」
エッセンシャル思考の人は、なんでもいっぺんにやろうとせずに、小さな成功を積み重ねます。
この考え方を元に、子育てでも活用できると言うことで紹介されていました。
チケット制を導入し、週の初めに、子どもたちに10枚のチケットを渡す。
チケットを一枚使うと、30分間はテレビを見たりネットができる。
しかし、使わずに取っておくと、一枚に付き50セントと交換でき、一週間テレビやネットを我慢すれば、週の終わりには5ドル手に入る。
またそれだけではなく、30分間読書をすれば、一枚おまけのボーナスチケットが手に入るというもの。
家庭でも、こうした仕組みを作り、小さな成功を褒めて、地道な進捗を促進する。
日本とは文化が違うし、各家庭それぞれで環境も違うから、丸々導入は難しいかもしれません。
ですが、おまけのボーナスチケットを30分間の読書だけでなく、お手伝いでも可にすれば、労働に対する対価の勉強としていいかもしれないと思いました。
このやり方で、子どもたちは自分の行動がどんな結果をもたらすかを学び、自分で決めたことに責任を持つことができるようになります。
さらに、長期的な目標に向けてコツコツと努力することの大切さも身につけられるはずです。
子どもたちが自分で考え、決める力を育てるのに、こんな方法も一役買うかもしれませんね。
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おわりに
「本当に重要なのはなにか?」
エッセンシャル思考を考える上で、最重要なマインドです。
今回は、『エッセンシャル思考』を読んで、日々の選択の中で、何が本当に大切で、何がそうでないかを見極めることの重要性を学びました。
エッセンシャル思考は、仕事だけでなく、子育てや日常生活でも活用できる考え方です。
小さな成功の積み重ね、目の前の問題に対して合理的かつ効果的に対処することで、より充実した生活が送ることができます。
みなさんも、この考え方を自分の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
ありがとうございました!
また次回!
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