「離婚は遺伝する」「離婚は三世代続く」というような話を聞いたことはありますか?
親が離婚をしているとその子どもも離婚をしやすくなります。
私も物心付く前に両親が離婚をしていて、母親は働きと祖父母の家で育ててもらいました。
今でこそ昔と比べるとひとり親というのは多くなってきています。
上図は厚労省の調査報告ですが、1988年に比べ、2011年にはひとり親家庭の数が増えていることがわかります。
もちろん死別などの理由も含みますが、それでも増えてますよね。
今回は「離婚は遺伝する」の私なりの考察を書いていきたいと思います。
【2019.3.2:記事初投稿】
【2021.7.27:タイトル修正、本文加筆修正、リンク追加】
【2023.7.8:タイトル修正、本文加筆修正、リンク追加】
もくじ
「離婚は遺伝する」についての考察
私の周りの友人も同じく両親が離婚をしている両親の子どもは離婚してしまう人が多いように感じます。
なぜでしょうか。
ここからは、私の経験などから考察していきます。
親が離婚したことを正義として子どもに伝える
母が離婚した理由は「父親がどうしようもない人」だったそうです。
お金にだらしがないのか、女性にだらしがなかったのか、はたまたそれ以外か。
特に詳しい理由は聞いていません。
当時の離婚に踏み切らざる負えないほど、父親はどうしようもない人間だったようです。
私が小学生になると周りの友人と比較し、父親がいないことに劣等感が生まれます。
そして母親になぜ父親がいないのか訪ねますが、母は理由はうやむやしてそこから詳しく聞けずに育ちました。
しかしその「父親はどうしようもない」という空気感は私には伝わりました。
「子どものための離婚」という空気感
母が離婚に踏み切った背景を想像すると、「どうしようもない父親」から「子どもを守る為」に離婚せざる負えなかったようです。
もちろんその母の決断には異論はありませんん。
しかし、その「しょうがなかった離婚」は潜在的に無意識に周りに影響してしまうのです。
もちろん母は「しょうがなかった離婚」のことを直接話すことはないですが、無意識にそのような空気感をもって子どもを育てます。
そういう空気感がひとり親ではあると思うのです。
その伝染した空気感が、子ども世代に夫婦関係に影響してしまうと考えます。
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遺伝する離婚を子どもたちはどう乗り越えるか
長年その空気の中にいた人は、その空気感が潜在的に染み込んでます。
すると、夫婦で何かあったときに「母親(父親)も一人で子どもを育てられた」「意外となんとかなるもの」という考えが頭では考えていなくとも、身体に染み込んでいるのです。
だから、離婚は遺伝すると言えると思います。
ではどうしたらいいのでしょうか。
まずは「受け入れる」
両親が離婚し、「しょうがなかった離婚」の空気感を感じながら私達は育ちました。
多分離婚のしやすさは1.5倍だと思います。
まずはそれを受け入れます。
湧き上がる負の想いに対して、反発するのではなく「そんなこともあるよね」と受け入れることが重要です。
相手に「期待しない」
個人的に「期待する」ということは全てにおいて悪だと思ってます。
何も生みません。
「期待する」ということは、「相手に何かしてほしい」ということ。
して『ほしい』と言うぐらいですから、欲しがってますよね。
『期待』というのは相手から余裕を奪う行為なんですよね。
期待ではなく、相手を「信頼」する
期待をして、「相手に何かしてほしい」と考えるから精神を消耗するんです。
相手に期待するのではなく、「信頼」することが大切になってきます。
「信頼」というのは「相手を信じること」。
口にだすのが「期待」
— おか@中古車高価売却ブロガー (@MEGA_desu) 2019年2月27日
口に出さないのが「信頼」
「信頼してるよ」は信頼ではなく期待です。
例えば、家事をやらなくても「なんで家事をしないのか?」でなく、「家事が出来なかったのは疲れているから」と考える。
「信頼」をしていれば、余計な消耗はないはずです。
無駄な「期待」をするから、裏切られてその分消耗してしまうのです。
実際「相手を信頼する」というのは、いきなり言われてやるのは難しいかもしれません。
ですが「期待する」より圧倒的に気持ちが軽くなるのがわかると思います。
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おわりに
以上が私が考える「離婚は遺伝する」の考察です。
離婚した親はそれを「しょうがなかった正義」として子どもに無意識的に伝わります。
子どもは深層心理に根付き、離婚しやすくなるのではないかと思うのです。
両親の離婚を経験した子どもは色んな想いをもって育ちます。
私が小さい頃はその状況が受け入れられず、辛く色んな葛藤がありました。
ですが今では、肯定的に捉えてるし、その状況があったから今の私がいると感謝しているぐらいです。
でもやはり辛かったですしきつかったです。
少しでもこんな想いをする人が少なくなるならと思います。
この記事が何かのきっかけになりますように。
ではまた次回!
ありがとうございました!
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