自分の価値を高めるブランド力の考え方【ビジネスの基本】

以前、こんな記事を書きました。

つまるところ、ブランドと言うものは、『迷ったときに選ぶことを助けてくれる指針』ということではなかろうかと。

その「ブランドを優先的に選ぶ」という有利な状況は自分自身にも当てはまるもので、ブランド力を意図的にあげることができれば、自分の商品を売ったら売れやすくなるだろうし、他の人からも信用されやすいなど良いことばかり!

ということで、私はブランドというものを

「迷ったときに選ぶことを助けてくれる指針」

と認識しています。

その『迷った時に助けてくれる指針』というブランドをどのようにして高めるかということを考える上で3つの価値というものがあります。

この3つの価値は、ブランド力を高める為にとても大切なものです。

今回はブランド力を上げる為に必要な3つの価値をご紹介します。

自分のビジネスに当てはめて考えて見るとまた違った見え方ができると思いますよ。

【2017.6.6:初投稿】
【2020.3.5:タイトル修正、本文加筆修正、リンク追加】
【2021.10.17:本文加筆修正、リンク追加】

自分の価値を高めるブランド力3つの価値とは

ブランド力を考える上で3つ価値というものががあります。

  • 機能的価値
  • 情緒的価値
  • 自己重要感的価値

※自己重要感的価値は自己表現価値と同義。

一つずつ解説していきます。

1.真似されてしまう価値「機能的価値」って?

まず、機能的価値の説明です。

この最新機能がすごい!!
世界初の機能!!

というものですね。

例えば、ダイソンの掃除機などがあたるでしょうか。

当時サイクロン式掃除機は画期的でした。

吸ったゴミが入る紙パックを必要とせず、吸引力が変わらない。

出たばかりの時には「すげ~な」と思っていましたが、今は電気屋さんを見に行くと、あらゆるメーカーのサイクロン式掃除機が溢れていますよね。

機能的価値は、あくまで機能であるので、その機能を真似されると価値が下がってしまいます

ドラゴンボールの技に、まばゆい光で敵を視覚を奪う『太陽拳』という技があります。

本来は天津飯というキャラの技だったのですが、クリリンを始め、いろんなキャラが使えるようになっていき『太陽拳』の価値が下がりました。

2.好きか嫌いか「情緒的価値」

「商品・サービスを所有したり体験することで得られるポジティブな感情」

と上記の図では言っています。

例えば、知り合いに古い型式のベンツを乗っている方がいらっしゃるのですが、その車がよく故障してしまうんですね。

「なんで故障ばかりなのに、その車乗ってるの?」

と聞くと、

「いやいやいや・・・今日はゴキゲン斜めなんだよね」

「でも、そんなとこも可愛いんだよね」

車をサスサス・・・・ とのことです。

先程説明した、機能的価値を追求すると、「乗って動く」ことさえ出来ればいいので、車だったらなんでもよくなります。

「ご機嫌斜めなベンツかわいい・・・」

となると、「乗って動く」だけでなく、「ゴキゲン斜めなとこもかわいい」となるので、機能うんぬんは関係ありません。

好きか嫌いかが、情緒的価値の判断基準です。

例えばハンターハンターも休載してばかりですが、決して干されず、何度休載してもみなさん再開を心待ちにします。

これも情緒的価値にあたります。

 「次はなんの理由で休載かな?そんな富樫もかわいい」みたいな。

この情緒的は価値の判断基準は、「好き嫌い」なので、一度でも「嫌い」になってしまうと、お客が離れていってしまいます。

3.ブランド力を上げるために目指す「自己重要感的価値」

上の図では自己表現価値と言っていますが、意味は一緒なので自己重要感的価値としてお話します。

そもそも自己重要感とは、

  • 人より優れた部分を持っている
  • 人から尊敬されたい
  • 自分は価値のある存在であると認めてもらいたい

というものです。

つまり、「あなたはすごい」「自分ってすごいだろ」と思われたいという欲求を満たしてくれるものにお金を払います。

この自己重要感的価値の代表的なビジネスモデルはキャバクラが代表的です。

好きな女の子がいたら、その子の為にお金を支払う。

するとその子がお店内でのキャバ嬢ランキングが上がっていきます。

上がっていったら、そのキャバ嬢にお金を支払っている男性はとても嬉しくなりますよね?

「この俺がトップにしてやったんだ!!」みたいな。

多少悪いところがあっても、「それでも俺は信じる・・・・!!」とちょっとやそっとではなびきません。

まさに「あなたはすごい」「自分ってすごいだろ」を体現しているビジネスモデルですね。

また、キャバクラとは別に、自己重要感的価値を最大限に使っているグループがあります。

わかりますか?

それは、AKBグループです。

総選挙とかそうじゃないですか?

シングルCDをめっちゃ買って、その好きな女の子に投票する。

「組織票うごいてるぜ~」

とか

「俺がこんなにCDを買って投票したから順位上がってきたぜ」

とか

もうアイドルの話題じゃないですよね。

この価値基準が「良い悪い、好きか嫌い」かは別にして、 この自己重要感的価値を上げると長期的に愛されるブランドができます。

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ブランド力を上げる為に3つの価値の目指す所

  • 機能的価値
  • 情緒的価値
  • 自己重要感的価値

ブランド力を上げるためには、真似されてしまうような機能的価値に留まってはいけません。

「このブランドが好き!(情緒的価値)」を目指し、「このお店の為に・・・・!!(自己重要感的価値)」のレベルまでどうやって行くのかそれを考えるのが重要なんです。

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おわりに

以上が自分の価値を高めるためのブランド力3つの価値です。

例えばこのブログブランド力で考えてみます。

読んだマンガのことをブログに書くとします。

「このマンガはスポーツマンガで何巻まで出てて・・・・」

のような基礎情報は誰でも書けますし、AmazonにもWikipediaにも書いてありますよ。

だから私たちが取るべき戦略は

情緒的価値、自己重要感的価値

を意識して自分または商品を考えて作っていくべきなんですよね。

「この人のブログ面白いな。新しい視点で惹きつけられるなぁ」と思われることが大事!

「このマンガはスポーツマンガで、何巻まで出てて・・・・

で、この巻のこのキャラクターの言葉、考え方って日常でも使えるよね。」

と言う、自分なりの視点を入れて発信する。

それが「あ、他の人と違う考え方」となって次もこのブログを読もうかな、となると思うんです。

ブランド力を上げるために今一度、自分の商品を見直して、どの価値になっているかを認識してみましょう。

ではまた次回!

ありがとうございました!

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